タイムリーな論文紹介はX, Threads, Blueskyでやっていくことにしました(クリックで飛べます)。
医師になってから臨床にも研究にも必死で、SNSを運用する余裕はありませんでした。
今も余裕は無いですが、論文紹介であれば本業に支障を与えないだろうと2024/11から始めました。
X: @ZuiCNarita
ビタミンD3サプリが抑うつを軽減する可能性があるというメタアナリシス。炎症や酸化ストレスの減少が関与しているのではと。自分はサプリの研究自体に保守的な立場なので「ホンマかいな」と思いつつも、患者さん視点だとエキサイティングな結果ですかね。https://t.co/onNpRIBriS pic.twitter.com/POZnJqXWT5
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 30, 2025
米国の子どもにおける鉛への曝露は、メンタルヘルスに負の関連を示し、とりわけ1966~1986年生まれで顕著だったという論文。鉛曝露の主な原因は、かつてガソリンに含まれていた鉛であり、それによる汚染が影響を及ぼしていましたと。https://t.co/8jZPtscOXZ
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 28, 2025
ADHDの成人は、男性で平均6.78年、女性で8.64年寿命が短くなる傾向があるという英国の研究。ただし、適切な治療やサポートで結果は変えられるだろうとも、著者は述べています。理解と支援が大切です。https://t.co/e97Ooohugv pic.twitter.com/Wk6aQA9qwB
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 25, 2025
自殺に関連する因子として、司法の関与、銃器へのアクセス、家族のトラウマなどを挙げた46のメタアナリシスのレビュー。宗教的つながりと結婚は予防的に働くと。ところでSocial “determinants”っていう呼び方そろそろ止めた方が良いですね。最近あった国際シンポジウムでもこの話題になった。…
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 24, 2025
米国メディアの銃乱射事件は銃器全体の報道の76%を占めるが、実際の死亡は4%のみ。一方、家庭内暴力に関連した銃器使用など本当に被害が大きい事例は6%未満の報道しか受けていないという論文。社会的な価値よりもセンセーショナルさが優先されてしまうのは、どこの国のメディアにも見られる構造的な問…
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 22, 2025
自殺手段の制限は自殺予防に有効というアンブレラレビュー。銃器だろううが首吊り紐だろうが毒薬だろうが、手段がなければ自殺はできない。https://t.co/u0p7y0tN9m
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 20, 2025
誤解される方もいると思うので説明しておきますが、太ることで自殺を予防できるという論文ではないです。なぜか:
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 17, 2025
①BMIが高いにも色々あり何の効果か言うのが困難なため(例: 単に太っている人 vs. めっちゃ筋トレしてる人)。
②背景因子の調整が十分でないため(例:… https://t.co/g6IKJr75nx
双極性障害において、アリピプラゾール単剤が再発予防と関連し、他の抗精神病薬単剤は精神科入院リスク増加と関連することを示唆。気分安定薬、特にリチウムが良好な転帰を示すという総説。結局リチウムがつえーんだ。https://t.co/9rp8NnEzSF
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 16, 2025
実は、このトピックについては既にいくつかの知見があります。2011年に報告されたオーストラリアのデータでは、小児期に性的虐待を経験した男性は、何らかの性犯罪を犯す可能性が高いとされています。一方で、女性の場合は再び被害者になる可能性が高いとされています。https://t.co/uffb9NZhBL https://t.co/aAiLs7STzj
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 16, 2025
イギリスの小学校118校でのRCTにより、KiVaいじめ防止プログラムで被害が減少したという論文。いじめを減らす介入のRCTが増えてきたのは良い傾向。https://t.co/Sa622qzri9 pic.twitter.com/icCWaC8h5D
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 14, 2025
イギリスの小学校118校でのRCTにより、KiVaいじめ防止プログラムで被害が減少したという論文。いじめを減らす介入のRCTが増えてきたのは良い傾向。https://t.co/Sa622qzri9 pic.twitter.com/icCWaC8h5D
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 14, 2025
バイリンガルの子どもが二言語を混ぜるのは正常な発達過程であり、語彙を両方の言語で合計すると、単一言語の子どもと同じ発達段階にあるという知見。例えば日本語だけで100語知っているのと、日本語50語+英語50語を知っているのは、言語発達の観点では同等と評価されますと。発達が遅れている場合、… pic.twitter.com/oWUydixyEp
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 13, 2025
第3相RCTで、ブレクスピプラゾールとセルトラリンの併用がセルトラリン単独よりPTSD症状を改善したという論文。治療抵抗性PTSD患者さんの希望になれば、と思います。うおおおお!と担当してる患者さんにこの結果について伝えたけど、リアクション薄かった。まあ皆さん長く苦しんでおられますから、期待… pic.twitter.com/GSSGhixSYt
— Zui C Narita MD PhD (he/him) | 成田瑞 精神科医 (@ZuiCNarita) January 13, 2025
米国で大麻を合法化した州では、合法化していない州と比べて、中毒の診断が増えたという、差の差分析による身も蓋もない論文。日本ではなぜか推進 vs.…
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 11, 2025
低い社会経済的地位(SES)は、遂行機能、言語能力、学業に悪影響を与えるとされているが、適切な就学前教育や親による支援を通じて、その影響を緩和し得るというシステマティックレビュー。https://t.co/ZPBqhiNIsq. pic.twitter.com/71Ce9sESGV
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 10, 2025
近年のデータで示唆されている「男女平等が進んでいるとされる国ほど、女の子のストレスが増加している」という問題に関して、学業のプレッシャーなどが関与していることを示唆する論文。私自身も、このトピックに関する共同研究をキングスカレッジ&TMIMSと始めます。もうすぐ長女が産まれることもあり… pic.twitter.com/qNeZH5nxoT
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 9, 2025
シリア難民の子どもの研究で、戦争体験が特有のDNAメチル化パターンと関連。戦争は生物学的な影響まで与えてしまうことを示唆する論文。戦争やめてくれんか?https://t.co/OqZvX5hWGx pic.twitter.com/syxpZOmTcc
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 8, 2025
昨年末に、自分の論文でG-formulaを使った例をいくつか紹介しましたが、それに関連して「オッズ比にも理論的な長所がありますよ」という古川先生の論文もご紹介しておきます。
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 7, 2025
オッズ比の長所:
(1) 1を中心に対称である(例:生存のオッズ比 vs. 死亡のオッズ比)
(2)… pic.twitter.com/EtDkJI91Ra
精神病への早期介入が自殺による死亡と自殺企図のオッズを3分の1減らすというメタアナリシス。迷ったら受診して早期治療。https://t.co/okPSEylh8h pic.twitter.com/bRqhQUbS4f
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 6, 2025
神経性食欲不振症の女性では脳の老化が見られるが、回復過程の体重増加によりその進行が軽減され得るという論文。https://t.co/yp7xXPr50k pic.twitter.com/ubo92mrWwQ
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 5, 2025
精神病の未治療期間が長いほど、陰性症状や自殺企図などの悪い転帰と関連するという論文。「長期」未治療期間がどれくらいを指すのかというconsistencyの問題は残る。メンタルの外来はハードル高いという方もいらっしゃるとは思いますが、迷った受診。https://t.co/0aHxDfkvd8 pic.twitter.com/cRxyXho444
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) January 4, 2025
今年書いた論文を振り返る#5:憧れの古川先生とのLancet… pic.twitter.com/Oeo5PHk9K7
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 30, 2024
今年書いた論文を振り返る#4:中高年で甘味飲料・炭酸飲料・野菜果物ジュースを多く摂取する群で抑うつの絶対リスクが高く、逆にブラックコーヒーでは低かったことをG-formulaで示した論文。砂糖入りコーヒーでは相殺せずリスクが高かった。https://t.co/YkyS4IoJ5u pic.twitter.com/Jb0eDofoVm
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 29, 2024
今年書いた論文を振り返る #3:思春期のインターネット不適切使用でメンタルヘルス不調の絶対リスク・相対リスクともに高くなったという論文。抑うつの絶対リスク上昇は女の子で大きかった。精神病体験へのパスウェイは社会的引きこもりによって媒介されていた。https://t.co/Rt3bx81Ris pic.twitter.com/tzlIXr3OiH
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 28, 2024
今年書いた論文を振り返る #2:独居を続けると、自殺や死亡率が高くなる傾向があるが、途中から誰かと一緒に住むようになった人はそれほどでもないことをPLRで示した論文。Proportional hazard assumptionはbuilt-in selection biasなどの理由で成立しませんよと。https://t.co/I0fKgaFODN pic.twitter.com/USaVpL4YIr
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 27, 2024
今年書いた論文を振り返る#1:ジェンダー不一致からメンタルヘルス不調に到るパスウェイは、孤独感、いじめ、親・友人との関係性によって媒介されていた。当事者を責めるのではなく、いじめ対策など社会の側への介入を考えるべきではという論文。https://t.co/CIv8UAcajM
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 26, 2024
オンラインの短期育児支援プログラム「ファミリーマン」が、幼い子供の問題行動を減らし、母親と父親の双方の子育てに良い効果をもたらしたというRCT。何と言っても名前が良いぞファミリーマン。@TheJCPPhttps://t.co/Oq2hqW4mRv pic.twitter.com/RBFvKi9Pkt
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 23, 2024
精神科病床の必要数の推定値は2000年以降安定しているが、実際の病床数は世界的に推定必要数を下回り続けており供給が追い付いていないという論文。日本の精神科病床数が多いのは批判されがちですが、少なければ良いという話でもありませんよと。https://t.co/yy3kK6EKqU pic.twitter.com/a2vQP6iOx2
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 22, 2024
うつ病治療において、OFCとdlPFCの2か所を刺激するaccelerated TMS療法が、単一部位の刺激やシャム刺激 と比べて早期の治療反応を示したという論文。うつの患者さんからしたら治療オプションは多いに越したことはないですよね。https://t.co/wpg8umJXLS pic.twitter.com/xxVDAnwwZM
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 17, 2024
思春期における性格の変化が若年成人期の精神病傾向を予測し、遺伝的リスクから精神病へのパスウェイを媒介するという論文。https://t.co/lMeWYs8bdz pic.twitter.com/0eVKEDi5RJ
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 16, 2024
孤独感を測定するUCLAスケールの3項目版は、連続的な測定では20項目版と同等の信頼性を示すが、二値化するとよろしくないという論文。IPWやTMLEを使うため二値化したくなったときに立ち止まること。https://t.co/eq84b4pt4G pic.twitter.com/QdZ50NHwQ4
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 14, 2024
厳しい子育ては扁桃体の神経回路の発達に影響を与え、女児の問題行動につながるという論文。扁桃体と前帯状回の機能的結合が、このパスウェイを媒介する。しつけはほどほどに。https://t.co/9PR9PtTbYR pic.twitter.com/Ub76jYgKtm
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 13, 2024
うつや不安のYouTubeは役に立つものも多いが、ADHDのYouTubeは誤解を招くものも散見されるという論文。ひどい誤情報はプラットフォーム側である程度規制して頂きたいという話。 https://t.co/Pg73yoLZrO
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 6, 2024
査読をしてるとORやHRの話をしてるのにいつの間にかリスクの話に切り替わってるペーパーを散見するけど、それがスルーされた感じか。あとrelativeかabsoluteかの区別も。それもJAMA Paychiatryで。 https://t.co/Z2YBmuP3CQ
— Zui C Narita MD PhD (he/him) (@ZuiCNarita) December 5, 2024